2-06.マンション市場を回復させた供給側の姿勢
不況が続いていたマンション市場ですが、モデルルームへの来場者も増加し回復傾向が見えてきました。
このマンション潜在需要を後押ししたのが、デベロッパーなど供給側の姿勢といわれています。
東京都内の人気エリアである世田谷区に総戸数1000戸、分譲価格は1億円台が約20%・平均価格8500万円という高額大型分譲マンションが竣工し、その大半が契約を終えたそうです。
他にも1億円台が約40~50%の複数の物件も、好調な売れ行きを示しています。
好調に推移している都内のマンション市場ですが、その要因のひとつが購入意欲の高い顧客の増加にあるといわれています。
マンションの低価格化のほかにも、政策支援による減税や低金利などの要因が挙げられますが、供給側のデベロッパーの強気な姿勢も大きな要因となっています。
現在のマンション市場の好調は、供給側の強い意欲によるものといっても過言ではありません。
景気悪化による経営破綻の増加で、新築物件の供給は一時期大きく減少しました。
その後の価格引下げや在庫処理、財務リストラに追われた供給側は、消費者のニーズに応える余裕がなかったともいえます。
不況を乗り越えるだけの体力と体制を備えたデベロッパーが、マンション購入希望者のニーズ把握を行なって供給を続けることで、今後の市場回復は行なわれていくといえるでしょう。