1-04.マンションの商品性 その進化と変遷

現在のマンションブームは諸要素に加えて、各デベロッパーによる商品開発が大きな原動力となっています。

バブル期には投資や資産取得が目的だったマンションは、バブル崩壊後に「マンションの低価格化」へと大きく変化していきました。
一般の給与所得者が購入できる価格帯である3~4000万円台の実現のため、1坪当たりの単価を下げるのではなく購入に必要な総額の引き下げを図ることで、若い世代のファミリー層にアピールしたのです。

しかし、一戸当たりの専有面積が狭くなったマンションは、各部屋が圧縮される形となり住みやすさの面ではデメリットがありました。
そこでデベロッパーが取り組んだのが、リビングや浴室などが広く収納が大きいマンションの開発です。
住み替える必要のない永住型マンションが開発され、かつての「18坪(60平米未満)の3LDK」から「20坪(70平米)以上の3LDK」へと進化していきました。

「安さ」から「広さ」へと変遷したマンションには、現在では新たな価値観が付加されています。
それは、「使い勝手の良さ」を目指すオーダーメイド型のマンションです。
家族構成や生活スタイルに合わせ、内装や間取り、設備機器の改良などを選べるプランニングの商品開発により、マンションは新たなステージに入ったといっても過言ではないでしょう。

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